リスク回避の心得@

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FXとは何か?のページで、FXは少ない資金で大きな利益を生むかわりに、一晩ですべてを失ってしまうリスクもあると書きました。
そこで、このページでは、FXトレードで必ず遭遇することになるリスク、危機管理の方法について述べていきたいと思います。

 

以前、普通の主婦がFXで数億円の儲けを出したとマスコミで話題になったことがありますね。FXってそんなに儲かるのか・・・と、普段投資に関心の薄い人たちにまでも注目を受けました。また逆に、一晩で大きな損失を出し、どん底を経験した投資家も数多くいました。彼らの多くは、リスク管理の重要性をそれほど深く認識せず、ギャンブル性の高い取引きにまい進したのです。

 

為替は24時間動き続けています。わずかな要因で激しくアップダウンを繰り返します。常に世界の経済状況を注視し、細かなデータ分析を怠らずにいても、相場の方向性を正確に予測することは極めて困難なものです。ましてや、FXトレードを始めて間がない初心者の方はなおさら相場の動向を見極めることなど出来るはずがありません。では、そのような為替の大きな変動によるリスクを回避するためにはどうすればいいのでしょうか?

 

それには、元手となる証拠金とレバレッジの調整を怠らないことです。レバレッジを適正なレベルにとどめ、リスクをコントロール出来るようにしておくのです。そのためには、自分がどの程度までなら損失を被っても良いという範囲を明確に設定しておくことです。自分の中で利食い損きりのルールを作り、リスクが生じる前に自己判断でトレードを終了させることがベストです。

 

また、担保として預け入れた証拠金が少なくなってくると、FX業者から追加を求めるための“警告”が出ることがあります。これを、マージンコールといいますが、この警告が出るということは、当然ロスカットが近いということを示しているので、自己判断でトレードを完了できない場合には、損失を最小限に食い止めるために、このマージンコールを安全弁として利用することも一考ではないかと思います。いずれにせよ、自己の明確なトレードルールを持つこと。そのことがリスク管理の最も大切なポイントになります。

 

とはいえ、自分で決めたトレードルールを逸脱し、つい高いレバレッジをかけ大きな取引をしたくなる、そんな誘惑に駆られるのも人間の心理です。

 

かつては何百倍もの高いレバレッジを掛けられる業者も存在していましたが、2008年に行われた法律の改正で、高倍率のレバレッジは規制がされ、2011年には最大25倍となりました。
といっても、元手の10倍20倍での取引でも十分に“一発当てる”的なギャンブル性があるのも事実です。FXのそんな部分に魅力を感じ、FXを始める人はまだまだ少なくはないでしょう。

 

ここで肝に銘じておきましょう。FXトレードは投資です。わずかな1円2円の上昇下降にあたふたする事のないように、FX=投資であると強く認識し、決してギャンブル性に取り込まれないようにしましょう。そして、最初はレバレッジを高く設定せずに、勝ち負けはとんとんでいい位の、穏やかな心持ちで取引を始めてみてください。

 

 

 

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